経営者は普段、生命保険のことは考えていません。
普段考えているのはやはり自分の会社のことです。
「どうすれば売上・利益が上がるか?」「この会社を誰に任せるか?」といった会社の継続や価値向上を考えていますので、あまり興味のない保険の話でアプローチしても、他大勢の保険営業マンと同じに見られてしまいます。

経営者の3大ビジョンとは

  • 会社を成長・発展させたい。
  • 後継者に事業を承継したい。
  • 後継者が居ないのでM&Aで会社を第3者に任せ勇退したい。

Live SHEでは、これらが経営者の「3大ビジョン」と考え、経営者ごとに異なるビジョンアプローチを学びます。

【アプローチ例1】

『会社を成長・発展させたい』と考えている経営者であれば・・・。

「社長のビジョンをお聞かせください。」
「企業の成長発展を実現するには銀行が貸したくなるような格付けの高い会社になる!と言う事になります。」
「理由は企業には2つの必要資金があり、それは銀行から調達をする必要があるからです。」
「今からその話をしていいでしょうか?」

「銀行の融資判断は金融庁が定めた金融検査マニュアルがその判断基準となり、定量評価に重きが置かれます。その定量評価の対象は決算書となります。」
「決算書は1年に1回しか作られませんが作る人によって10人10色となります。」
「同じ決算内容でも知識があれば重要な経営指数である、自己資本比率・流動比率・純資産を高め企業格付けを高め銀行が貸したくなるような格付けの高い会社にすることが出来ます。」
「それが本質的な決算対策ということで、銀行による企業格付けは収益性・安全性・返済能力の3つの要因で判断されますが、これまで企業格付けを意識した決算書を作成されてきましたか?」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐決算書を見せてもらい‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「ここに保険積立金とありますが・・・・・・・・ 以下省略」

‐‐‐‐‐‐‐‐‐ヒアリングを行い、次回のアポイントをもらって帰る‐‐‐‐‐‐‐‐

【アプローチ例2】

『後継者に事業を承継したい』と考えている経営者であれば・・・。

「事業承継において、実行すべきことは3つあります。」

  • 後継者を決めること。
  • 後継者を次期社長として育成すること。
  • 経営権実現の為に株式を集中し譲り渡すことです。

「そして事業承継の重要なポイントは税金等のオーナー家の負担を最小限にする事と譲り渡すスキームです。」

「現在、準備はどの程度おこなっていますか?」
「まずは株価算定と言う事になりますが、決算書を拝見していいですか?」

‐‐‐‐‐‐‐‐決算書BSの純資産合計と営業利益と税引き後当期純益を見て、‐‐‐‐‐‐‐‐

「この状態で放置したまま相続が発生すると○○位の相続税が掛かる可能性があります。」
「株の譲渡方法には、生前贈与と相続による渡し方がありますが、どちらが良いかと言うと社長がコントロールできる生前贈与の方が望ましいと考えますが如何ですか?」
「この税金をなるべく掛からない事業承継スキームを提案できればと思いますが、いくつかお聞きしても良いですか・・・・・」

【アプローチ例3】

『X年後に会社を売却して引退したい』という経営者であれば・・・。

良い条件で売却するためには、「人が欲しがるような会社にする。」必要がありますが、人が欲しがる会社とは企業価値の高い会社という事になります。
企業価値が高い=株価が高い。ということになりますが、その株価算定は簡易計算では、「純資産合計」に「税引後当期純益」の5年分を足した金額が会社売却時の目安となります。
これは現在価値と将来価値の合計ということです。
そして企業価値である株価は知識さえあれば対策により、株価を上げる事が可能です。まずは決算書を拝見していいでしょうか?」

‐‐‐‐‐‐‐決算書の○○○○○○と○○○○○を見る‐‐‐‐‐‐‐
‐‐‐‐‐‐‐PLの保険料とBS保険積立金を見て生命保険の加入目的を聞く‐‐‐‐‐‐‐

次回の改善提案の許可を得る。・・・・・・

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