戦略法人保険営業塾の中で決算書を読み解くワークショップをしています。本物の貸借対照表と損益計算書を見てもらい、問題点を洗い出します。経営指数分析をして、保険の見直しをするキーワードを選び出し、提案をするわけですが、「難しい」という声を聞くことがあります。

「難しい」と感じるとすれば、数をこなしていないからでしょう。数をこなすことで決算書の構造に慣れてきますし、勘どころをつかむことができるようになってきます。要は「慣れ」なのです。「慣れ」るためには経験を積む勉強の時間が必要です。

 五島はふだんから口を酸っぱくして「勉強を」と会員に言っています。法人保険営業マンは落ち着いて勉強する時間を確保するのも仕事のうちです。

 今回検討した決算書は経常利益と同じくらいの雑収入がありました。「これは何なのだろう」と不釣り合いな雑収入に気づくことがこの決算書を読み解く手がかりの1つになった事例です。